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ネネコ その1 Citizen of the Earth

色々駆使して脱サラを模索している男のブログ。内容は特に方針も無く、気の向くまま更新しています。自称・地球市民。

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ネネコ その1

この話を怪奇現象に分類すると彼女に怒られそうなんですが(笑)
私が体験した中では一番思い出深い不思議体験です。

「彼女」とはタイトルのネネコのこと。
私が溺愛していた、5年ほど前に亡くなった愛猫です。
実際にネネコと呼ばれることはほぼなく、大抵ネネという愛称で呼ばれていました。

この話を語る上ではどうしても私と彼女の関係は詳細に説明せねばならないので、
数回に分けて投稿しようかと思います。
内容の大半は不思議な体験ではなく、思い出話になってしまうのですが。
人生の中で、ネネと共に過ごしたという証を文章にして残しておきたいという思惑もあります。


今から23~24年前でしょうか。当時の私はまだ10歳の少年でした。
家でペットを飼おうという話になり、うろ覚えですが確か親戚からもらって
家にやってきたのがネネです。
当時生後半年ほどだと聞いていましたが生来のものなのか、
非常に憶病な性格で我が家へ来た初日は、ブルブル震えながらテーブルの下に
ずっと隠れていた姿をよく覚えています。

時が経つにつれ少しずつ打ち解けていきましたが、
抱き上げられるのを嫌がり、どこかツンとしてお高くとまっているような、
不思議な雰囲気を持った子でした。
毛並みが美しく、アメリカンショートヘアと間違える人が多かったですね。
種類を聞かれ、雑種だよと答えると皆驚いていました。

優れた容姿を持ちながらも人間嫌いなのか、
周りから愛されながらも彼女との間にはどこか、溝があるような感じでした。




時が経ち、私が高校に進学した頃。
祖父が亡くなり、いわゆる「骨肉の争い」というやつが発生しました。
身勝手な大人たちに振り回され、相当荒んでいたのを思い出します。
日々荒れていく私の側にいつからか、人間とは距離を取りたがるはずの
ネネがいつも、ちょこんといることに気が付いたのです。

「励ましてくれているんだろうか・・・」

住み慣れた家を捨て、無理矢理(同じ敷地内ではあるのですが)引っ越しさせられた、
毎日のように大人たちの口論を耳にし、時に巻き込まれ・・・
でも誰も自分の辛さを理解してくれない。
言いようのない孤独の中で、彼女だけが手を差し伸べてくれていたように感じました。


つづく
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[ 2018/06/20 22:36 ] 怪奇現象 | トラックバック(-) | コメント(-)